痛みと痛み止めについて
『痛みが起こった時は、どうすれば良いのでしょう?』
こう言う風に尋ねられた場合、『我慢できる痛みなら、我慢するのもありだと思います。しかし、日常生活や仕事に支障をきたすような痛みがあり、それでも家事や仕事を休むことが出来ない場合は、我慢せずに痛み止めを飲んで、とりあえずその場をしのぎましょう』と答えることが多いです。
世間一般的には、痛いときは痛み止めを飲んで、それで痛みが治まればOKというのが多いのでしょうか?
擦り傷や切り傷、打撲や捻挫などケガによる急性の痛みの場合、そのケガが治れば痛みは消えていくため、我慢できないほど痛いケガの時は、痛み止め飲んで症状が緩和するのを待つのはOKだと思います。
しかし、ケガでは無い痛みの場合、例えば身体の中で何かしら異常が起こっていて、それを痛みとしてサインを送っている場合にも、同じように痛み止めを飲んで、対処しても良いのでしょうか?
言うならば、火災警報器がなっているのに、そのスイッチだけを止めて、安心していても良いのでしょうか?
寝ている間にも、火事はどんどん広がって行きますよね。
多くの人は、これと同じようなことをしてしまっていると思います。
痛み止めを飲んで、痛みが無くなったから安心!
薬を飲んで、血圧が下がったから大丈夫!
シップ貼ったら、動けるようになったから、運動してもいいよね!
膝関節の痛みの時の、ヒアルロン酸注射も同じです。
根本的な解決には、全くなっていないのです。
皆さんの体の中にある【火種】は少しずつ大きくなっている可能性があるのです。
皆さんの身体が発信しているサインに気付かないフリをしないで、しっかり聞いてあげて下さい。